数年経つ左膝下の痛みにお悩みの３０代男性のお客さまです。

 

 

症状：左膝関節の下辺りが屈む動作の時に痛む

以前からマッサージをしていましたが、変化を感じず整形外科に行きレントゲンを撮ってもらったところ、O脚気味であると言われました。

整形外科ではインソールと、運動の休止で半年様子を見るよう言われました。

現在半年経ち、だいぶ落ち着いてきていますがきれいに取り切れてはいないことと、テニスを始めてみたところ少し痛みが気になるということでお越しくださいました。

 

 

骨が曲がっているのではなく、関節のバランスが崩れて歪んでいる状態です。

調べてみると太ももの前の筋肉が硬く緊張しています。

外側が痛いということで調べていくと、太ももと合わせて膝を支える筋肉がとても硬くなっていることが分かります。

 

 

O脚というのは脚の内側の筋肉が緊張することで引っ張られ、脚の内側と外側のバランスが崩れた為に出来てしまう姿勢です。

脚の内側の筋肉が硬いのか、猫背に近い姿勢によって脚が外側を向いて姿勢をキープする為に起こるのかに分けられます。

筋肉の緊張でも姿勢でも、長く経過してしまうと同時に起こる状態になってしまいます。

 

 

 

今回の症状は数年経過している慢性的な状態ですので、姿勢と筋肉の硬さ、どちらも調整していく必要があります。

まず初めは痛みを感じている患部がメインです。

しかし姿勢の歪みによって痛みが出ているので、姿勢に関係する筋肉もアプローチします。

 

 

膝の外側の痛みの場合は膝を支えている筋肉の状態がポイントになります。

支える筋肉が硬くなり柔軟性が失われると筋肉の付着部分にとてもストレスがかかります。動かすたびに無理やり引っ張られる状態になるので、放っておくと炎症が起こり余計痛みを感じるようになってしまいます。そうなると、周囲の筋肉がストレスを感じ緊張して耐えるという悪循環が始まってしまうのです。

 

 

 

今回は針灸と整体での施術です。

膝を支える筋肉を中心に脚の緊張を解除していきます。

慢性的に過緊張を起こしている筋肉は針がよくヒビきました。

このヒビきと呼ばれるものは針独特の感覚ですが、この感覚を得ると施術後により変化を感じていただけると皆さん教えてくださいます。

初めての場合や体質によっては慣れない場合もあり、その際は無理に勧めませんし、細かく状態を伺っていきます。

無理やり我慢させながら施術を行う事はありませんので安心してお受けいただけます。

 

 

 

施術後は軽さを感じていただけました。

インソールなど施術以外でもサポートされているので戻りづらいと思いますが、用心が必要です。

使いすぎればまた痛み出します。

痛みを出す元の姿勢や体の使い方に戻ろうとするので、無理のないストレッチやこれまでと違う習慣をつけていきましょう。

筋肉の状態は段階的に変化していきます。

それに合わせて姿勢も取りやすくなっていきますのでまずは後２回、コンスタントに調整することをオススメします。

 

 

 

また患部の冷え、体の冷えは筋肉の大敵ですから十分暖かくして過ごしましょう。

 

 

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