ズキズキやガンガンと脈打つような痛みが時々側頭部に起こる。片側である事がほとんどです。 痛みの出るタイミングは月に1、2回や週に1、2回など様々です。 痛みが強いと吐き気や嘔吐を伴い、動く事が出来なかったり寝込む事もあります。
片頭痛の原因
ストレスやホルモン、筋肉の緊張・凝りの影響で頭の中で血管収縮のバランスが乱れ、血管が広がり拍動に合わせて周囲の神経に刺激が伝わって起こります。 太い血管が広がってしまうと、近くにある大きな「三叉神経」が圧迫され刺激を受けます。 そうすると痛みの神経物質が放出されて、血管の周りに炎症が起こってしまいます。さらに血管が広がりますます神経が刺激されてしまうのです。この刺激が脳に伝わり「痛み」として認識され、偏頭痛が現れます。
片頭痛の治療法
鍼灸には神経の鎮静作用があります。異常興奮している神経を鎮静し、さらに、疲労やストレス、睡眠不足などの症状を軽減させていきます。 症状の程度により、頭皮治療を行うことで偏頭痛の改善をめざします。
片頭痛の治療の流れと内容
カウンセリングシートに記入をお願いします。
■ 痛みや疲労の感じ方、体の状態などを詳しくお伺いします。
■施術は全体を見てバランスを整え、患部(お悩みに関係している場所)を整えるという流れで行っていきます。 手足にも有効なツボがありますので、状態や症状に合わせて組み込みオーダーメイドの施術を行います。針灸のコースであっても、少々の整体時間を設けています。場合によっては目一杯針灸治療で使う事もあります。
■施術が終わりましたら現在の状態や来院頻度、施術内容などを改めてお伝えしています。
■ 最後に月変わりのハーブティーでリラックスしてください。
治療に対する思い
治療は1度で悩みを0にしてほしいという思いがあると思います。実際私でもそう思います。しかし不調を溜め込んだ期間が長ければ長いほど、同じかそれ以上に回復にかかると言われているのです。 ですから3〜6回をまず目安にコンスタントに施術を行い、体を整えていくと良いでしょう。
段階的に痛みを減らすイメージです。症状や場所によっては1度でほとんど気にならなくなってしまうケースもあります。
偏頭痛の他にも緊張型頭痛。群発性頭痛とった種類が慢性頭痛にはあります。緊張型は体の凝りや緊張が、群発性は血管拡張とアルコールといった関係が見られます。 病院に行って特に異常は無いと言われた場合もぜひ針灸をご利用ください。