腰が痛い。
長く立ちっぱなし・座りっぱなしが辛くなる。
寝ていても痛みで目がさめる。
足にシビレがある。
こんな症状に悩んでいませんか?これらの原因を起こしているのは、実は背骨です。
背骨は積み木のように縦に連なって成り立っています。 ただし、積み木だけ重ねただけだと、柔軟性がなく前後左右に背骨をよじることができません。ですので、積み木の間に大福が挟んであるとイメージしてください。柔らかい大福のおかげで背骨に動きができ、お辞儀やストレッチなど上体を動かせるのですね。
ヘルニアは首や腰の背骨の間にある大福が裂けてしまっている状態です。中にあるあんこが外に飛び出し背骨近くを走っている神経を圧迫します。この圧迫するストレスが、神経の先に痛みやシビレを感じさせてしまいます。
どれだけ飛び出しているかによって症状の強さが違います。
ヘルニアの治療法
治療は飛び出したあんこを取り去らなければ治らないのでしょうか。 いいえ、違います。 ヘルニアが起きた人でも無症状の方もいらっしゃるんです。 もちろん痛み、しびれを感じる方もいらっしゃいます。
何が違うのかというと、大福が裂けてどれだけあんこが飛び出しているか、どこに飛び出しているかによります。神経が多く圧迫されると痛み・痺れとなり繋がっている部位へ届きます。
少しであれば早くに吸収されてしまうこともあるのです。
針灸や整体でできるのは、大福が裂けてしまったり、あんこが飛び出してしまったために、ストレスを受けている筋肉の柔軟性を取り戻すことです。これは代謝の活性化にも繋がります。筋肉が硬いと血流や水分の移動が滞ってしまいます。
筋肉が柔らかくなると、血液に乗って栄養や酸素など修復材料が豊富に届くため、スムーズに活性化すると考えられます。
ヘルニアは腰の疲労です。
”ヘルニアの症状”が治っても、周囲の腰が疲れが取れていない、疲れやすい姿勢などあれば再び起こる可能性があります。そうならないように定期的なメンテナンスを行って状態を整えましょう。
ヘルニアの治療の流れと内容
○カウンセリングシートに記入をお願いします。
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○痛みや疲労の感じ方、体の状態などを詳しくお伺いします。
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○ 施術は全体を見てバランスを整え、患部(お悩みに関係している場所)を整えるという流れで行っていきます。 手足にも有効なツボがありますので、状態や症状に合わせて組み込みオーダーメイドの施術を行います。針灸のコースであっても、後半に整体時間を設けています。
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○ 施術が終わりましたら現在の状態や来院頻度、施術内容などを改めてお伝えしています。
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○ 最後にハーブティーで水分補給し終了です。
治療に対する思い
治療は1度で悩みを0にすることは基本的に難しいと言えます。不調を溜め込んだ期間が長ければ長いほど、同じかそれ以上に回復がかかると言われているのです。 ですので6回を目安にコンスタントに施術を行い、体を整えていくと良いでしょう。段階的に痛みを減らしていきます。症状や場所によっては1度でほとんど気にならなくなってしまうケースもあります。
一言 飛び出したあんこ(髄核)は、しばらく経つと体に吸収されていきます。程度によっては手術が必要な場合もありますが、体にメスを入れることになるので、一度保存療法(針灸)を体験いただくことをお勧めします。現在のヘルニア治療は保存療法が主流になっています。
ヘルニアの場合は神経を刺激・圧迫された事で起こる”痛み・痺れの症状です。
根本の原因ですので戻らないうちにしっかりと施術回数を重ねることが大切です。体の表面からのアプローチも大切ですが、内側である内臓の疲れや痛みで興奮してしまっている神経の鎮静・ホルモンのバランスといったものも整える事は非常に重要です。