まず不整脈はどんなものかというと脈の打ち方がおかしい状態の事です。
心臓は筋肉の塊で休む事なく血液を押し出して全身に届けています。この押し出された血液の拍動が血管に伝わって感じるものを「脈」といいます。
と、いうことは不整脈だと心臓がちゃんと動いていないの?と思いますよね。
”心臓は電気で動いています”
心臓の隅に電気を作る場所があり、心臓に広がっている電気の通り道を伝、筋肉を収縮させています。
電気が途中で漏れるような場合、受け取る側の劣化消耗(加齢)でちゃんと伝わらない場合だとリズム良く動かなくなってしまいますね。
原因は加齢やストレス、睡眠不足、疲労などで、不整脈は年をとるにつれ誰でも増えていくものです。若い人でも不整脈はあります。また普段から起こっているものは気がつかない場合もあります。
ですので、ふと脈を取ってみて、脈が飛んでいたり遅かったり早かったり乱れていて慌ててしまう、という必要はありません。
ただし急に体調が変化するようなもの、明らかに自覚する場合であれば一度病院に行き、心臓病の元がないか、原因は何なのか、などを心電図検査で一度調べてもらいましょう。
要注意の不整脈とは?
自覚の無い不整脈は心配ありませんが、「何もして無いのにふらっと意識が遠のく」「失神して倒れる」などの場合はすぐに病院に行きます。極端に脈が早くなっていたり、心臓が一時的に止まっている、などの場合もありますので病院ですぐ治療が必要になります。
突然始まり突然終わる”動悸”も病院でみてもらったほうがいいでしょう。
脈が早く、バラバラに打つことを”心房細動”と言いますが、この心房細動が起こった結果、血中に血液の塊ができてしまいそれが脳の血管などでつまり、脳梗塞が起こってしまうという場合があります。
”不整脈は怖い”と思いますよね、しかし殆どが治せるようになってきています。お薬も続々と開発されていますので、おかしいな?と思ったらまず病院でしっかりと調べてもらい、不要な心配はしないようにしましょう。