取りきれない左お尻の痛みと足のしびれにお悩みの７０代女性のお客さまです。

 

症状：左お尻の痛み、足のしびれ

 

 

先日まで近くの整骨院へ２ヶ月通い、お尻の痛み・しびれ感は７割ほど減りました。

しかし残りの３割がなかなか取りきれないと感じ、

先にいらしていた妹さんに当院の針を勧めてもらいお越しくださいました。

 

 

 

左のお尻がボンワリと常に違和感を感じている状態で、

階段や寝返り時など、力がかかると鋭い痛みを感じます。

これまでに怪我をしたり、痛めたわけではなく、

「気がついたら痛みを感じていた」と教えてくださいました。

 

 

調べてみると、左の腰からふくらはぎまで緊張がみられます。

右が多少凝りがありますが、緊張度合いは左が強い状態です。

 

 

これまで２０年ほどスポーツをされていて、現在も週に数回行っています。

動くことはできるので、サポーターを腰以外にも膝や足首などに巻いて

参加している状態と教えてくださいました。

筋肉の状態をチェックしていて感じたのは、表面的な筋肉はだいぶ緩んできていますが、

奥の深い筋肉が凝り固まっており、力が加わると柔軟に対応できず

痛みを感じてしまうという状態です。

ピンポイントで圧痛が観られます。

ご本人は左のお尻が目立っているため気にはなっていませんでしたが

腰もカッチリと強い緊張状態になっています。

 

 

針は過去経験されていますが１０年以上前（別の症状）という事でしたので

加減を伺いながら進めました。

前半に針治療を行い、後半は指圧ベースの整体マッサージです。

 

 

一番の原因は左のお尻の深い場所にある凝りですが、

このストレスをサポートするため、周囲の筋肉も頑張っているので

患部を中心に広くリラックスしていただけるよう調整します。

左のお尻の筋肉を狙った針はよくヒビキ「痛いけど効いている感じがします」と教えてくださいました。

この場合の「痛い」は注射針やナイフで切ったような”痛み”ではなく、

針独特の感覚を指します。

これまでにない感覚なので、表現する時に皆さんつい「痛い」と、とっさに言ってしまうのですが

「抜きましょうか？」「鋭かったり、辛い痛みですか？」と伺うと

「大丈夫です」「それとは違います」と教えてくださいます。

 

 

ヒビキについては加減できますので、一緒に進めていきましょう。

後半の整体マッサージは筋肉の調整はもちろん、リラックスしていただく目的もあります。

ですから指圧ベースの”受け手の普段が極力少ない”施術法を取り入れています。

調整するたびに柔らかさや圧痛の変化を感じていただけました。

 

 

 

今回は１割減を目標に調整しています。

１度で０にする事は難しい場合が多いと言えるでしょう。

２日後にまたスポーツを行うとの事でしたので

今回調整し変化してきているのでセーブしながらでお願いしますとお伝えしました。

この後の変化や戻り具合などを相談しながら次回進めていきます。

今回は特に”痛み、違和感を感じるが動けてしまう”ので、日常的な行動、運動のコントロールが少々必要です。

まず痛みを取り、左腰・お尻の環境を整えれば

高いパフォーマンスでスポーツを行えますので、一緒に良くなっていきましょう。

 

 

マッサージのみでは取りきれないと感じている筋肉の緊張・凝り感や

少しの違和感からでも、遠慮なくご相談くださいませ。

腰やお尻は体の軸であり、姿勢保持の他、歩行にも影響がでます。

我慢は禁物です。

 

 

 

 

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