いつもご利用くださっているお客さまがポツリと教えてくださいました。
「脂肪肝」
これは肝臓の機能が負担によって低下し、脂肪(中性脂肪)のコントロールがうまくできなくなって、蓄積されてしまっている状態をいいます。
脂肪肝の時点では、自覚症状はありません。
肝臓は沈黙の臓器と言われるものの一つです。調べてみると状態が進行している場合などもあるのでしっかりと検診を受けましょう。
さて、肝臓の負担。これは何が原因かというと、アルコールや糖尿病(糖類)・肥満などがあります。
取りすぎる、貯めすぎることで肝臓の脂肪分解などの機能が低下し、さらに蓄積してしまうなどの悪循環に陥ってしまいます。
今回教えてくださったのは女性のお客さまです。
お酒もあまり飲みません。なのに脂肪肝を注意されています。
先ほど挙げた原因の中で、女性に多いとされているのは「糖質」の摂取です。こちらの可能性が考えられます。
このお客さまは毎朝、たくさんの果物を食べます。いくつも種類があります。ここをお医者さまに控えるようにアドバイスされたとのことです。
だからと言ってすぐに、この方の原因は果物の食べ過ぎ!とい風に考えるのはおかしなことですが、可能性の一つとして見直しても良いのではないでしょうか。
糖質はお菓子、果物に含まれています。特に果物の果糖は肝臓で中性脂肪に合成されて蓄積されるのです。
果物は悪くありません。果糖も悪くありません。
過剰な摂取であった場合、控えることが大切ですし、それ以上にしっかりとバランスのとれた栄養を体に正しく入れてあげて、肝臓を元気にしてあげなくてはいけません。
現代の病院や診断では何か症状がある。異常を見つける。と、それらを排除しようとします。もちろん対処法の一つです。
悪いところは切除する。
痛みの原因ではなく、原因が発している「痛み」のみをなんとかしようとする。
過剰と分かったら、摂るのをやめる。控える。
こう考えると、とても表面上な気がします。
僕は西洋も東洋もどちらも大切で、それぞれに素晴らしいところがたくさんあると思います。
特に病気の発見は科学の力がないと分からないことも多いです。
重要なのはここからで、西洋で「体の過不足が分かった」ら、東洋で「バランスを整える」のがベストなのではないかと思うのです。
体は必要があって、意味があって人間の構造をしています。
2つあるから1つは予備である。ということではありません。
切ったら傷口はくっ付きますが、細胞の並びが乱れ、切る前のようには戻りません。
だから出来るだけ手を加えずに体の機能を活性化することで、自分の体を守りたいと思いますし、そう思っている方の力になりたいと考えます。
脂肪肝の話に戻りますが、「○○が過剰」であるなら、もちろん○○を控えますが、それと合わせて ”土台の体そのもの” を元気にするよう治療、栄養、生活習慣などを一緒に見直しましょう。
「どうして今の生活になったのか」を考えるだけで行動が変わり、体も変化していきます。
のんはいつでもお手伝いいたします。
遠慮なくご相談ください。
ご予約・問い合わせ 070-6564-1467 (受付9:00-20:00)