肩甲骨の凝りを感じる50代男性のお客さまです。
症状:肩凝り・肩甲骨の凝り
肩甲骨が張り付いている感じがするので、浮き出るような、動かせるように柔軟にしたいとお越しくださいました。
肩や肩甲骨の凝りとは数年の付き合いで慢性的になっている状態です。
原因として思い当たるのは仕事疲れの蓄積ではないかと教えてくださいました。
詳しく調べてみると、肩や肩甲骨の凝りが点在していることと、同時に背中も板が入っているかのように強く緊張しています。
気になっている箇所として教えてくださっているのは肩甲骨の間です。ここには脊柱起立筋という長くまとまった筋肉が付着しています。
首から腰にかけて、背骨の両脇にあります。
ですから肩や肩甲骨が凝っても、腰が疲れて硬くなっても緊張しやすい筋肉です。疲労を溜めすぎると筋肉を伝って硬さや緊張を広げてしまいます。
”板のように硬い”は硬すぎる状態です。これではぎっくり背中やぎっくり腰、寝違えなどのリスクを抱えていると言えるでしょう。
お仕事では、デスクワークが長いと教えてくださいました。
ここでポイントになるのは、デスクワークの姿勢です。お仕事だけでなく、仕事をしていない時の姿勢もチェックしたいものです。
人は作業を行う時、ほとんどが胸の前で書き物をする・キーボードを打つ・マウスを握る・包丁を握ります。
すると肩甲骨の間は伸ばされたまま固定されます。
「両肘を引いて胸を張ると、肩甲骨の間がぐっと近づく事が分かると思います」
上記のような運動もしたいのに、肩甲骨の筋肉は引っ張られっぱなしです。
どちらかの動きのみは筋肉は苦手です。だんだんストレスを感じます。筋肉は冷えますし、老廃物がたまるのでどんどん硬くなります。
そのままでいると猫背で固定されてしまうのです。
胸がしまって窮屈になり、呼吸が無意識に浅くなります。リラックスできなくなるので余計体は疲れ、休めなくなるので悪循環です。
肩甲骨の凝りは様々な人が感じていらっしゃいますが、デスクワークのお仕事をされている方が多く相談されます。
仕事もプライベートも含め”長時間の姿勢”という事が体にストレスを掛けていると考えられるでしょう。
今回は整体での施術です。
まずは肩甲骨とその周囲を緩めます。次に背中の板のようになっている筋肉を緩めて調整します。
”板のよう”というくらい硬くなっている筋肉は押し方に気をつけなくてはいけません。
「強く押した方がいいのですか」「痛いくらいがいいですか?」と質問される事がありますが、疲労している筋肉や細胞に「強さ」は必要ないと考えています。
刺激を受け取れないくらいに緊張しているので、強く押したり、長く押してしまうと逆に痛めてしまいます。
よく伺うのは「疲れがひどくて施術を受けたら、強押しで、施術中は気持ちよかったりやった気になるが終わって変わらなかったり、逆に痛くなった」というものです。
疲労で緊張しているので、リラックスして受けましょう。
さらに、施術中の加減は大切ですが、目的は「緊張や疲労の解除」です。そこへ到達するための施術を選びましょう。
硬すぎると表面から押して調整するには限界が出てしまいます。
筋肉が柔軟になっていないのでストレッチも急に行っては危ないでしょう。
では何かと言うと、オススメは針灸を含めた調整です。
傷とも言えない小さな刺激ですが、しっかりと層になっている深い筋肉までアプローチし、柔軟性向上や免疫力を活性化するフォロー、血流の改善など有効性があるのです。
(最適な提案を致しますが、無理やり施術は行いません。しっかりと相談して決めますのでご安心ください)
年単位の疲労は一度では解除できません。
今回も段階的に解消していきます。当店では6回を1クールとみて調整します。
間が空きすぎると、筋肉の状態が戻ってしまうのでその前にコンスタントに受けてしまいましょう。
数年来の慢性的な肩こりや肩甲骨の凝りが気になっているあなたは今すぐご相談ください。
血流の改善は大切ですが、「流れ」の前に「サラサラであるか」「十分あるか」「血管は綺麗か」を忘れないようにしましょう。
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