60台の女性のお客さまです。
数日前から手首に違和感と痛みが出るようになり、タオルを絞る、重いものをもつなどすると痛みが強くなるとお越しくださいました。
痛みを感じるのは手首で全体的です。
お話を伺っていると、仕事で手先の作業が多いと教えてくださいました。
詳しく調べてみると、肘から手首までの腕の筋肉がとても緊張しています。
ところどころ凝りもみられました。
少し押すだけでも痛みを感じます。
今回は針灸と整体での施術です。
針を行うのは手首ではなく、腕になります。
痛みを感じている手首には腱という腕の筋肉から繋がっている強靭なスジが通っています。
当店では、トラブルの原因は腕の筋肉と考えます。
手首は炎症が起こっている可能性があるのですが、原因は柔軟性をなくし、硬くなった筋肉です。
腱は筋肉のように収縮はしません。
とても強靭で硬く、太い紐とイメージしていただくと良いと思います。アキレス腱もそうです。
ですから、トラブルは発生しにくいと考えます。
腱よりも、腱に繋がっている筋肉にトラブルが起こっている場合が多いのです。
筋肉は収縮することが機能です。
これは腕や手首の使いすぎによって疲労します。
疲労して放っておくと余計蓄積しますし、蓄積していけば硬くなります。
筋肉が硬くなるということは、関節が曲げにくくなるのです。
すると、トンネルのように狭い中をいくつも通っている腱の周囲に熱がこもります。
摩擦熱です。
それでも気づかなかったり、まだ大丈夫と放っておく、ケアしないていると熱はたまる一方になり、炎症が起こるのです。
ですから炎症を鎮めること、大元の原因になっている筋肉の柔軟性を取り戻すことが重要です。
よくテレビなどで腱が通っているトンネルの壁が厚くなるため(肥厚)と言われますが、そこが一番の原因ではないと当店では考えます。
ましてや、厚くなったから手術で取りましょうというのは、体に傷をつけることになり、不具合を残すことになるのでメスを入れる前に一度治療にお越しくださいませ。
さて、肘周りの緊張を解除する針、整体マッサージで、施術が終わった後は
「とてもヒビいて効いている感じがした」と教えてくださいました。
なんと翌日お電話で「施術した夜は少しだるい感じがしたが翌日からは軽くなり、タオルを絞ったり、お皿を持ったりできるようになった」とご連絡くださいました。
ありがとうございます。
腱鞘炎に関しては多くの方が施術後の変化を感じてくださいます。
これも重症度合いや痛み方によって個人差はありますが、手首だけでなく関連する筋肉や疲労している体の状態をよく見ることが大切です。
手首の痛み、腕の疲れは放っておかずに少しの違和感でも調整することをオススメします。
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