５０代の女性のお客さまです。
仕事が忙しく、疲れを感じると目の奥が重く痛むような感覚と、首筋や肩がきゅうっと縮こまるような感覚が出てきて、頭痛につながると教えてくださいました。
昨日から首、肩の詰まり感や目の疲れを感じ始め、今朝起きた時にはすでに頭痛がありました。
痛みが強かったため、頭痛薬を使用して今は落ち着いていますが、久しぶりに辛くなったといいます。
３月４月というのは、季節の変わり目・環境の変わり目です。
肉体的にも精神的にも疲労します。
肉体というのは、体が季節に合わせた状態に変化するため、不調を感じやすくなったり風邪をひきやすいなどがあります。これは昔からある体の変化ですが、近年は気温が極端に上下する・昔に比べて体力、免疫力の低下などが加わり、より疲れを溜めやすい、感じやすいのです。
精神的にというのは、職場や学校など人付き合いまたは住むところなどの環境の変化です。
生活サイクルの確立、環境に慣れるなど本人はあまり気になっていなくても、慣れるまではストレスが掛かります。
この２つのストレスがあるため、疲れやすい、不調を感じるなど起こるのです。
体の疲労は、整体マッサージや針灸が有効というイメージがあるかもしれません。
実は、精神的な疲労にも有効性が高いのです。
特に針灸は気の流れを整え、自律神経も整える事ができます。
体が休まる事で気持ちもリラックスする事ができます。
心も体も切り離す事はできません。
お互いに作用し合っていますので、まずどちらかを整えるのも良いですし、リラックス出来る治療院でしっかりと心身ともに休息を取る事も大変おすすめです。
さて、今回は肩から上の疲労です。
目も、首も、肩も、頭痛も繋がっています。
調べてみたところ、首筋がとても緊張しています。特に頭と首の付け根はご本人が表現されている通り、詰まっていると感じるほどに大きな凝りと緊張が見られました。
お仕事柄目の疲労を感じますし、腕や肩なども疲れると教えてくださいました。
今回は針灸と整体での施術です。
特に左首筋と肩が緊張している状態でしたので、こちらの解除をメインで行います。
前半針灸でピンポイントに凝りを狙い、後半の整体マッサージで広くリラックスしていただけるよう調整しました。
さらに首の骨の状態をチェックし、捻じれを整えたところ、緊張が解除され柔らかくなった事を体感していただきました。
首の骨が綺麗に並んでいる人はまずいません。
誰でも多少は捻じれが生まれています。これは姿勢や体の使い方の癖でも生まれるものですが、だからといって放っておいて良いものではありません。
首の骨周りの筋肉にストレスを与え、緊張させてしまうからです。
すると首の可動域がロックされてしまったり、制限されてしまう事もあります。
そうなると周囲の目や肩にもストレスが広がるので、メンテナンスを行い状態を確認する事が大切です。
今回首の緊張がかなり強く出ていたため、針治療を含めたベストな方法でアプローチできたと言えます。
力ずくで押すなどすると、どうしても体はストレスを感じます。
もともと疲労が溜まって緊張する事で耐えているので、これ以上ストレスをかけないほうが良いのです。
針で深くまでしっかりと刺激を入れて柔軟性が増してきたところに適切な刺激の整体マッサージでリラックスを含めて調整するとベストです。
経過が長い、または症状が強い首凝り肩凝りからの頭痛・・・。
お薬は一時的に抑えるのみで、頭痛の発信源をなくす事はできません。
また薬は慣れてしまいますので、より沢山の量が必要になるなど根本的な解決にはなりませんので、一度ご相談くださいね。
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