５０代の男性のお客さまです。

 

 

数日前から、強くはありませんが膝に痛みを感じます。

右膝の内側です。

ぶつけたなどはなく、気が付いたら痛むようになりました。

 

 

調べてみると、右太ももの内側（内股）の緊張が強く出ています。

話を聞いてみると、左の腰も疲れや重だるさなどの症状があると教えてくださいました。

 

 

体は交互に症状を抱える場合が多くあります。

右をかばって左が疲労する。

左をかばって右が疲労する。

 

これは肩同士、腰同士ではなく、左肩が痛み、かばって右腰が痛くなるといった状況です。

人は立って行動します。この時に右にばかり痛みがあると立つ事ができません。

ですので反対の別の場所に力が入り痛みを感じるようになるのです。

 

 

今回は整体での施術です。

膝の痛みと腰の重だるさが症状ですがまず膝の治療を集中して行います。

膝の内側が痛いを感じる時は関節が原因ではと思ってしまいがちですが、内股に問題がある場合は非常に多いです。

膝の内側（内股）の筋肉が硬く緊張するため、柔軟に収縮できず、付着部である膝の内側に摩擦が起こって痛むのです。

 

ちなみに整形外科では筋肉の状態を詳しく見るよりも、レントゲンなどで骨の様子を中心に見て映像として問題があるかないかを判断する事が多いので関節の隙間が狭い出会ったり、軟骨がすり減っているなど言われてしまいます。

 

関節の隙間も軟骨ももちろん重要ですが、隙間が狭くても、すり減っていても痛みを感じていない人はいます。

また関節が狭いとリハビリを続けてみて変化を感じず、針や整体などで筋肉の柔軟性を出したため痛みを感じなくなった方もたくさんいます。

骨に異常がないので湿布を出されて終わり、電気をかけておわりという場合も・・・。

 

 

膝の水が溜まっている場合はお灸が大変有効です。

膝の水がたまる理由は火災（炎症）が起こっているため、消火活動（水を集める）しているのです。

せっかく消火しているのに、水を抜いてしまったらまた炎がぶり返すので、再び消火しようと水を集めるため何度も溜まってしまいます。

繰り返してしまいますし、抜く時はとても負担がかかります。繰り返す前に相談ください。

 

 

膝の内側は男性女性だれも、意識してストレッチを行っていないと硬くなってしまう場所です。

体質や体重が増える事によって硬さが増したり、負荷がかかると痛みを感じるようになるのです。

 

 

施術が終わって、膝の痛みが軽減したとすぐ教えてくださいました。

 

骨の状態を確認する事はとても重要です。

そして言われた通り治療を行う事も大切ですが、ある程度経過しても変化がない場合、または最初からご相談いただくのももちろん構いませんので、痛みを感じたら我慢せずにご相談ください。

 

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