60代の女性のお客さまです。
背中の真ん中辺りに痛みを感じると教えてくださいました。
特に辛いのが寝ているとき、寝返りを打とうとするとズキンと痛み辛くなってしまうということです。
またうつ伏せになる途中の姿勢など、捻ったり、圧が掛かる姿勢が辛くなります。
病院にも行っていてレントゲンを撮ったところ、椎間板が狭まっていると言われました。
椎間板とは背骨と背骨の間にあるクッションが挟まっている隙間の事です。
クッション自体が加齢と共に弾力が減ってくるので、隙間が狭くなってしまう事はある程度皆さんが通る道です。
クッションに水分を注入して弾力を持たせる事は出来ません。
ではどうする事もできないのかというと、ちゃんとできる事があります。
針灸や整体でアプローチできるのは筋肉です。
そしてほぼほぼ、筋肉を整えてあげるだけで状態や痛みが和らぎます。
中には痛みを感じなくなる場合もあります。
今回のお客さまの状態は、確かに椎間板という骨と骨の隙間が狭くなっている事は事実ですが、原因はそこではなく、その周囲の筋肉が、狭くなったことや仕事の疲れ・姿勢などでストレスを強く受けており、とても硬く緊張してしまっていることにあると考えられます。
筋肉は柔軟性があるものです。
でなければ伸び縮みできませんし、体を捻ったり関節を曲げることができなくなってしまいます。
多くの方が仕事などで同じ姿勢を長時間とり続けます。
しかし筋肉は伸びながら縮むこともできますので、どちらか片方の動きだけ。というのは苦手です。
苦手ですが仕事で姿勢をとらなくてはいけない場合、疲労がたまり、次第に硬くなったり傷んできます。
すると、痛みがでます。
その先は、痛みがあるのでこわばります。こうして悪循環になってしまうのです。
こうなるとストレッチや自分だけのケアでは追いつきいません。
休息も足りない状態です。
ですので治療師に調整してもらうことが重要になります。
このときの方法として整体でも効果はありますが、よりお勧めしたいのは針です。
しっかりとインナーマッスルという深い筋肉にまで負担を極めて少なくアプローチできるので改善の速度が違います。
おとといにブロック注射をしてきたと教えてくださいましたが、効果がないとおっしゃっていました。
それで慌てて駆け込んでくださったところもあるようです。
今回は針灸と整体での施術です。
針の刺激、整体での調整が気持ちよいととてもウトウトしてくださっておりました。
職場や家の場合、本当に自分一人だけになり気兼ねなくボンヤリできる場所かというとなかなか難しいと思います。
のんは、誰も気にすることなく、気持ち良くボンヤリできる場所でありたいと思い、雰囲気を大切にしています。
途中で姿勢を変えるとき、終わって起き上がるとき、少々恐々といった様子でしたが「痛くないです・・・!」と教えてくださいました。
1度でよく変化を感じていただけて嬉しいです。
ただし背中の状態は数十年単位のものであるので、最初のうちはとても戻りやすいとお伝えしています。
これを戻りきらないうちに、早めのスパンで重ねて調整をしていくと戻りにくく、体の状態も良いままキープしていけます。
「昨日まで夜眠れなかったのですが、今結構眠いです。今日はよく眠れそうです・・・」
そんなお言葉もくださいました。
ご近所だということでしたがおかえりの際には気をつけて・・・。
最近はのんで気持ちのスイッチをきって行かれる方が多いです。
是非是非リラックスしながら体を良い状態に導き、気持ちのスイッチも切ってくださいね。
ずっと緊張している状態では家でも休むことができません。
お役に立てて嬉しいです。
数年、数十年などの付き合いの長い痛み、こり、体の硬さが気になっているあなたは今すぐにご相談くださいませ。
ご予約・問い合わせ 070-6564-1467 (受付9:00-20:00)