埼玉・蓮田の鍼灸整体院のん‐温‐

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右膝の痛み

30代の男性のお客さまです。

 

 

右膝が痛むという事でお越しくださいました。

どのへんかと聞いてみると、お皿の周囲で全体的にぼんやり痛むということです。

歩いている時に痛みを感じ、階段はサポーターがないと心配になると教えてくださいました。

痛みが深い場所であったり、痛みを感じる期間が長かったりする(年単位、慢性的)と、ピンポイントというよりは、あちこちぼんやりと痛いという風に感じてしまう事があります。

今回調べてみると、膝の内側に特に圧痛を感じる部分がありました。

ご本人も「ここが一番痛い」と驚いていらっしゃいました。

 

 

かれこれ右膝の痛みと10年くらいの付き合いになり、これまでは電気治療、湿布、サポーターでケアしてきましたが、根本的に改善している感じがしないことや、痛みを取りたいということで針を選択してくださったようです。

 

 

お話を伺っていくと、電気をつける時も、「どのへんですか?」と聞かれ「この辺かな?」というような装着、施術であったそうで、驚きました。

それでは根本的な損傷している細胞組織をご自分で修復することはできません。

自分で修復する基本的な順序は、患部の休息としっかりとした栄養補給です。これで追いつか無い場合、体を使ってしまう環境の場合に治療師が出てくるのです。

 

 

また10年来ということや、お仕事で体を使っていらっしゃるということで、針を選択していただけて良かったのですが、もっと早くに施術できていたらと悔しい気持ちです。

 

 

傷ついている筋肉や細胞は炎症を起こします。ここで冷やしたり休ませれば良いのですが、体を動かして使ってしまうと炎症がいつまでたっても収まらず、慢性的になり痛みを強く感じるようになってしまいます。

 

針はこの炎症を鎮める作用が期待でき、深い筋肉まで捉えることができるので表面的になってしまうマッサージで届かない本当の凝り、疲労している箇所にアプローチできるのです。

 

一箇所でも痛みを感じる部分、緊張が強く可動性が低くなっている部分があると体は他の場所で補おうとするので、負担が広がります。

これも程度の問題になってきますが、負担が広がる範囲が狭い、短い間であれば自然治癒で自己回復できますが、痛みを感じ部分が大きい筋肉であったり、数ヶ月や数年などの長い間ずっと「痛い」と感じていると体の他の場所までどんどん緊張したり疲れていきます。

そうなってくると自然の回復だけでは追いつかなくなり、慢性的な全身疲労であったり痛みを感じるようになってしまうのです。すると「もう治らないのでは・・・」「痛くてイライラしてしまう」など良く無いサイクルがどんどん広がってしまいます。

ですから早めの調整、治療を行いましょうとお伝えするのです!

 

 

今回は整体と針灸での施術でしっかりと刺激を入れさせていただきました。

 

治療後は患部の柔軟さと圧痛の現象が見られました。

少し楽になったことで使ってしまえばまたすぐ痛みは戻ります。

最初の3回はコンスタントに調整を行い、体に状態を覚えてもらう必要があります。

 

 

針は翌日や翌々日に変化を感じる方もいらっしゃるので、次回の経過を教えてくださいとお伝えして終了です。

 

 

数ヶ月や数年単位の痛みを抱えていらっしゃる方は今すぐご相談ください。

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