60代の女性のお客さまです。
先日、病院でパーキンソン病と診断されました。
治療は可能かとご質問いただいたのでパーキンソン病自体は針で治療できませんが遅らせるように施術を行う事は可能とお伝えしたところお越しくださいました。
まずパーキンソン病について説明すると神経変性の疾患です。
原因にドーパミンという脳内物質が不足して起こると言われています。これは神経同士の連絡にとても必要な物質で不足してしまうという事は、スムーズに情報が流れなくなるので、手足が震えてしまったり、こわばってしまう。動作が緩慢になるなどの特徴が出現します。
表情が乏しい、安静時に手足が震える、歩き始めが出しづらい、逆に歩き始めると突進してしまうなどが現れます。
針灸や整体はパーキンソン病自体をどうにかすることは出来ませんが薬治療と合わせて、外から筋肉の緊張を和らげるよう調整していく事で症状の進行を緩やかに、遅らせるように施術を行う事が出来ます。
今回は針灸と整体での施術です。
体の緊張具合や箇所を調べていき、強い箇所を中心に全体的に施術を行います。
また針灸や整体だけでなくリハビリを合わせてご自宅でも行うとさらに良いでしょう。
日常生活の質向上のためにストレッチ運動などを習慣として取り入れで症状の緩和や軽減に繋げていく事がベストだと思います。
病院の治療法と合わせて針灸や整体を組み込み最善のケアができるよう、ご利用ください。