両手首の腱鞘炎でお悩みの30代女性のお客さまです。
症状:両手首の痛み。特に右手首。
いらっしゃった時は痛みで動かすことはもちろん、自分の体に何気なく手が触れてしまう(軽くぶつかる)だけでも激痛が走ってしまうような状態です。
今年お子さんが生まれたばかりで育児と家事をがんばっていらっしゃいます。
腱鞘炎は使いすぎでもそうですし、初産のママさんにも多く見られます。
ママさんの場合は、
最初のお子さん抱っこや子育て中の姿勢でついつい力が入ってしまったり、
毎日体重が増えているお子さんを以前は平気だったからと片手で抱っこしたりなどして
手首に負担をかけていることがあげられます。
これは使いすぎでもあり、慣れていないので不自然に力が入ってしまう事も挙げられます。
他にもホルモンの影響があるとされていて、これは産後に緩んだ体を元に戻すホルモンが手首など出産と関係のない関節までも締めるので、狭いトンネルで熱がこもり、炎症が起きやすくなると考えられます。
部位として手首全体もありますが、親指側に強い痛みを感じる場合が多いです。
手首が痛く動かせない状況になってしまうと家事もお子さんを抱っこすることも、そもそも日常生活に支障をきたします。
そうなってしまうと痛みでもストレスを感じますし、何もできないというストレスにもさらされてしまいます。
ネットなどで調べてみると、腱鞘炎は痛みを感じる手首周囲の問題としてあげている記事をよく見かけます。
しかし手首は火事(炎症)が起こっている場所であり、その火事を起こす原因を解決しなければ何度でも火事が起こってしまいます。
火事が起こる原因があるのです。
ここで手首にあるトンネルの肥厚で狭くなり熱が篭って炎症が起こると考え、手術で肥厚している箇所を切り取るという方法がありますが、その前に一度針灸を受けてみてください。
肥厚はなぜ起こるかというと”使いすぎ”であるとされていますが、まず先に筋肉が疲労してしまいます。
そして一度でもメスを入れ切って仕舞えばもど通りにはなりません。引き吊れたり十分な柔軟性がなくなってしまいます。
では原因は何かというと、筋肉の緊張(硬さ)です。
柔軟性があれば摩擦も起きづらいでしょう。
しかし慣れない動きで力み、疲れている筋肉、ケアをしていないので疲労が蓄積している筋肉では柔軟性は失われてしまいます。
それでも使おうとすると、疲労に耐えるため力が入ります。
すると硬い木同士をこすり合わせるイメージで熱がこもり、やがては火(炎症)がつきます。
ここで硬い木とこんにゃくであればすぐ火が付くとはなかなか思い浮かばないですよね。
そしてポイントが、筋肉を柔らかくするためにどこにアプローチするかという事です。
痛みは手首で強く感じますが、実際にメインで調整するのは手首ではありません。
腕は細い筋肉が幾つも重なり合い、手首や指を動かしています。
整体マッサージだと表面的になってしまうので、実際に刺すことで重なっている深い筋肉にアプローチできる針が大変有効です。
程度によっては1度でほとんど気にならなくなる方もいますし、痛みや動きの制限が半分になります。
施術は、前半に痛みを感じる場所や肘から手首にかけての筋肉に針をして緊張の解除をしていきます。
後半はリラックスしていただけるよう整体マッサージを組み込みます。
施術中から手首を動かすことが出来て驚いていらっしゃいました。
帰りにはハーブティーのカップを持つことができるようになりました。
帰りには動かせるようになっていますが、この後が注意です。
動かせるようになるので使ってしまいます。
疲労が蓄積して出てきた症状ですので、いきなり普段通りになるではなく、できるだけ安静を心がけ、徐々に使うようにしましょう。
動かせる!と思って普段と同じようにしてしまうと炎症や痛みがすぐ戻る状況になってしまいます。
施術2回目(2日後)
前回後、痛みが右手首は半分、左手首は1/3になったと教えてくださいました。
少しずつ家事を行っているという事でしたので「無理は禁物ですよ〜」とお伝えしながら今回も痛みを感じる場所(指の周囲)や肘から手首にかけて針を行いさらに動かせるようになりました。
「のんさんがいるから安心です」というお言葉をいただきとても嬉しいです。ありがとうございます。
腱鞘炎でも腰痛肩こりなどでも、治療を行っていると痛みを感じる場所が移動していく事があります。最初の部位が整ってくると他の部位の疲労を感じ取ると考えられます。
感じる場所の変化(移動)を追いかけながら針灸整体で調整します。
今回も治療中から動きの制限が取れてきました。
ご自分でもお子さんの抱っこのときに不自然な力が入っている気がするとおっしゃっていたので、使い方、動かし方に気をつけていただくように、温めてストレッチなどリラックスするようにアドバイスして終了です。
痛みを感じると、作業が遅くなり、ストレスをとても感じてしまいます。
すると余計に力が入るなどの悪循環になってしまうので、早めにケアしましょう。
手術かもしれないと言われた方でも改善し、手術をしなくて済んだ方もいらっしゃいます。
腱鞘炎や腕の疲れでお悩みのあなたは
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