埼玉・蓮田の鍼灸整体院のん‐温‐

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目の前に虫が飛んでいるように見える

50代の男性のお客さまです。

 

 

最近、目の前に虫が飛んでいてちらつくような感覚が出てきたといいます。

こういった目の症状では飛蚊症の可能性があります。

 

 

飛蚊症とは何かと言うと、目の前に浮遊物が現れ、邪魔だと思って目を洗ったり、こすったりしても変化が無く、また姿勢を変えてみても消えない状態の事をいいます。

目の前の浮遊物は、小さな糸状のものだったり、点だったり、白かったり黒かったり様々です。

 

飛蚊症には加齢やストレスが原因のこともありますが、目の病気が起こっている可能性もあります。

ですので、軽く見ずに一度は眼科へかかりしっかり調べてもらうことをお勧めします。

 

 

原因にはどんなものがあるでしょうか。

 

・生理的飛蚊症

目は外から光を取り込んで映像にしています。この時に紫外線を浴びるので、目の中で酸化がおこり、硝子体の組織を変性させてしまうのです。

酸化の原因は活性酸素と言われていますが、年を重ねたり、疲れて免疫力が低下したりすると、この活性酸素を分解する酵素の分泌が減ってしまいスムーズに処理されないため飛蚊症になりやすいと言います。

 

・硝子体剥離

硝子体が変質し組織が壊れます。そして徐々に網膜から剥がれてしまいます。この際に血管が傷つき出血が起こります。これが飛蚊症になるのです。

この硝子体剥離が起こる際に、2割前後で合わせて網膜裂孔が起こる場合があります。これは引っ張られた網膜に孔が空いてしまう病気です。この時にも毛細血管が損傷し出血することで飛蚊症が起こります。

 

・硝子体出血

出血して硝子体の中に血液が入ってしまうことで現れる場合もあります。硝子体出血を起こすものとして「糖尿病性網膜症」「網膜静脈閉塞症」があります。

どちらも眼底を走っている血管の血流が阻害されて血管が破け出血を起こしてしまいます。

 

・ぶどう膜炎

なんらかの原因で目に炎症が起こると、滲出液が硝子体に入り込み混濁してしまうため、飛蚊症の症状が現れます。

 

 

急に現れ、ピカピカと光るように感じる。墨を流したように黒い影が現れるなどの場合は一度眼科に行き、しっかりと調べてもらいましょう。

 

 

針灸ではストレス性の飛蚊症治療が対象です。

目の前にゴミや虫のようなものがチラつくことでストレスを感じると首や肩などが緊張して硬くなります。するとさらに目の周りの血流が悪くなったり、ストレスが増える悪循環になってしまうので、こりの解消やリラックス、目の周りの血流改善などを目的に施術を行います。

東洋医学では目と肝臓の関係があり、こちらのツボも合わせて用いることで体の中のバランスを整えます。

 

 

今回は針灸と整体での施術です。

自覚はないとおっしゃっていましたが体はガチガチです。

ストレスに関して、ご自身でも心当たりがあると仰るくらい疲労が溜まっていましたので、ほとんどメンテナンスをしてこなかった事も踏まえて血流改善やリラックスしていただけるよう心掛けました。

 

 

施術が終了しスッキリしたと教えてくださいました。

ストレスの解消と合わせて徐々に見え方が減ってくるでしょう。

体も健やかになる事で再発を防ぎ、より生活の質を改善できると考えます。

 

 

日頃の疲れを解消するために是非針灸や整体を利用してくださいね。

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