40代の女性のお客さまです。
今回2回目の治療です。
初回いらした時は右首の痛み、右肩のコリ痛み、右腰の痛みが辛くなったということでお越しくださいました。
どうして針灸を選ばれたのですか?と聞いたところ、「一度マッサージに行ったけれど半日で戻り、戻り方もマッサージ前と同じようになってしまって、深いところにアプローチできる針の方がいいのではないかと思った」とのことで探してきてくださいました。
これまでの体のメンテナンスはほとんどされておらず、ここ最近痛みが強くなってきてからマッサージなども始めたということで蓄積されている期間がとても長いです。
お仕事は1日数時間机に向かって集中するもので、「気がつくと肩が力んでいる気がします」と教えてくださいました。
確かに調べてみると右側がカチカチです。肩と腰だけでなく、その間にある背中の脊柱起立筋と呼ばれる大きな筋肉もしっかりと凝り固まっていました。
腰も張りが強く出ています。
人は作業をするときに両腕を前に出します。
パソコンを触るときも
調理をするときも
何か書くときも
そしてその時間がまとまって長いほど、両腕を前に出したままの姿勢で固まります。
そうすると、体はその姿勢に応えようと筋肉をある程度硬くさせ、固定します。
初めのうちは姿勢がらくになりますが、筋肉が硬いと血流がスムーズに流れなくなり滞ります。
となると栄養が届きません。筋肉も冷えるので余計硬くなり、ストレスを感じ、だんだん痛みを感じてきてしまうのです。
肩甲骨の内側や背骨のキワ、肩口のコリ、首のコリは本当にデスクワークされている方共通です。
もちろん、放っておいてはいけません。
今回、10日後にあたる2回目ですが、一昨日あたりから「疲れが溜まってきた」と感じていらっしゃったので、治療後数日は良い調子で持っていたようです。
まだ1回でしたが数日持ったということはこのあともコンスタントに調整を重ねていけばさらに持ちはよくなるでしょう。
”よくなってきた”と気を緩めずに一度しっかり調整してしまいましょう。
今回も前回同様、針と整体で右の首肩と腰までの調整です。
この方の場合は確かに、深い部分の筋肉が硬く緊張してしまっています。表面上は一瞬柔らかいのでは?と感じますが、しっかりと推し進めていくと、深い部分は柔軟性が全くないことが分かります。
血流を改善して、老廃物は流してしまい、新鮮な酸素や栄養を届ける必要があります。
また針は筋肉を柔らかくする働きもあるので、しっかりと捉えることが重要です。
治療中に「もう治らないんでしょうか・・・」というご質問がありましたが、治ります。
しっかりと必要な施術、栄養、ケア方法などを行えば体は応えてくれます。
ご自分の体ですから”がんばっているね”と応援してあげましょうね。
ご予約・問い合わせ 070-6564-1467 (9:00-20:00)