20代の女性のお客さまです。
電話をいただいた2時間前くらいに右の首を痛めてしまったと伺いました。
椅子に座った状態で、下の引き出しからファイルを取り出そうとした時にズキっと感じ、それから痛みで首が動かせなくなりました。
それまでにも肩こりは感じていて、たまにマッサージにいかれていたようです。今回はそろそろマッサージに行かないと・・・と思っていた矢先の症状でした。
これはぎっくり腰の首のパターンです。
「ぎっくり腰」という言葉が有名すぎるので腰に起こるものと思われて入る方もいらっしゃると思いますが「ぎっくり」は捻挫なので、体のどの部分にでも起こります。首も腰も足首も背中もです。
そして今回は首ですね。
振り向きや上を見る動作が全くできません。
これは筋肉の細胞を痛めていて炎症が起こっているため痛みと過緊張で動かすことができないためです。
この場合は針がとても有効です。
今回は針灸と整体で施術を行いました。ご本人も強いというより関心が強く、やってみたいとのこと(^^)
炎症を鎮める作用や筋肉を柔らかくする作用が針にはあります。そして炎症が起こっている場所はマッサージでグイグイ押すことは痛みはもちろん炎症を強くさせてしまうので針が良いのです。
ちなみに整体マッサージはどこにするかというと、痛めた場所の周囲に行います。
患部は炎症が起こっていて、柔軟に動かすことができません。その分周囲がフォローしているので、通常の使い方とは違った力の入り方、常に緊張している状態などが起こっています。
ですからこちらを徐々に緩めていくことでストレスを減らします。すると軽く感じたり、痛みが和らいだと感じることができます。
治療と合わせて大切なのが「安静」です。
これはピンとこない方たもいらっしゃるかもしれません。また若い時や症状が軽めの時は動かせてしまうので重要性が感じられにくいかもしれませんが、体は確実に修復されています。ですので修復を邪魔しないよう、集中できるようできるだけ安静が望ましいです。
ずっと痛い、なかなか痛みが0にならないというのは「使ってしまう」ことが大半を占めます。
安静とは言っても日常生活や仕事があるので体を使ってしまうことは仕方がありませんが、それでもできるだけ安静の時間を増やすことはとても大切です。
それとコンスタントに治療を受けてしまうことですね。
この方が確実に回復は早まります。
時間を無駄にしたくない、早く痛みから解放されたい方はすぐにご相談ください。
今回の施術が終わって、上を向くことができるようになりました。
しかし痛み、炎症は0ではありませんので、あと1回か各実に痛みを0にするには2回ほど治療回数を見てもらえると良いでしょう。
お話を伺っていたら昔から右下にして寝る習慣があるということで、ある程度寝返りを打たれていれば良いのですが今回はかならず仰向け、これからもできれば仰向けで寝るようにとアドバイスさせていただきました。
傷んでいる部分を圧迫するような不安定な寝方や毎日の習慣で偏った寝方を積み重ねていると、アンバランスが体に生じますので望ましくありません。
症状が出ている場合は特に注意が必要です。
今回のぎっくり首のあとも昔からの肩こりを改善した方が、ぎっくり首になりづらいことや他の部分の緊張も解除されるかと思います。
私も過去ぎっくり腰を経験していますが本当にもどかしいのと痛みと何もできない(仕事を休まなくてはならない)ストレスなどありますから普段から体のお手入れは大切だと思います。
自分の体の状態はどうなのか?
なんだか痛めそうな予感がする、など疲れを溜めていると感じる場合には遠慮なくご相談くださいね。
ご予約・問い合わせ 070-6564-1467 (9:00-20:00)