60代の男性のお客さまです。
2日前位から、急に右肩が硬くなり腕を上げようとしたり朝起きるときに痛みを感じるようになりました。
詳しく伺っていると過去右肩の腱の一つが切れ少しリハビリしていた事や、何十年と右のテニス肘で痛みを感じていたと教えてくださいました。
リハビリは変化を感じず途中でやめてしまっていたので、回復しきらない内に放置してしまったと考えられます(この場合の回復とは、傷の修復もですが動きを取り戻すなども含めます)。
それよりも長く肘の痛みがありながらもしっかりと調整はしてきていないという事で右腕全体が疲労して痛ところに方の不調も重なりさらに疲労が蓄積してしまったと考えられます。
硬くなっている箇所は、肩関節付近で、三角筋という名前のつく筋肉がある場所です。
すぐに分かるくらいカッチリと硬くなっていて驚きました。目で見ても違和感を感じるほどに張りが強くなっています。
このように硬くなっている状態はなかなか見ません。
今回は針灸と整体での施術です。
カッチリ硬くなっている部分を調べると、奥にコリコリとした凝り固まっている部分があります。こちらを狙い針を行います。
また周囲もストレスを受けている状態ですので、ツボなども目安に全体的に針を行います。
針は深さや刺す場所を状態によって変えます。そうする事で筋肉の柔軟性とバランスを整えます。
今回は肩がメインですが、腕や首など広く調べて調整を行いました。
しっかりとヒビかせていきます。
針の後の整体マッサージではすでに変化を感じていただいており、「痛くないですね」「柔らかい感じがします」など教えてくださいました。
施術後は動きが出始めていましたので、無理に使う事はせず、ストレッチの容量で再び肩が固まらないように動かしてくださいとお伝えして終了です。
筋肉が硬くなりすぎた場合、「押す」アプローチだと余計に体がこわばってしまう場合があります。そこで針の出番です。
接触する範囲がとても少ない針ですが、しっかりと深い筋肉まで到達し刺激を直接届けます。
数年経過している慢性肩こり、腰痛などの場合一度針を含めた調整を行ってみましょう。
追記です。
なんと翌日差し入れを持ってお越しくださいました。
「柔らかくなりました。朝も痛くなかったです」ととても喜んでくださいました。
しかし凝りは0になっていないので、あと数日の経過を見ていただき後2回程度の調整が行えるとよいでしょう。次回お待ちしています。
今回直接経過と感想、お声を聞けてとても嬉しいです。ありがとうございます。
一緒にもっと良くなっていきましょう。
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