４０代の男性のお客さまです。
数週間前から右首筋の凝り感と、動かしづらさが気になっていると教えてくださいました。
お仕事ではデスクワークでパソコンを長時間見ているといいます。
詳しく調べてみると、右首筋に大きい凝りが見られました。動かすと少しの痛みと制限を感じます。
隣り合わせの肩や背中も緊張が強く出ています。
今回は整体での施術です。
右の首筋と肩を中心に広くリラックスしていただけるよう調整を行いました。
施術していくと首の骨に捻れがみられます。
この首の骨の捻れというのは、若干であればほとんどの人にあるものです。
なぜかというと、パソコンのモニターが常に左側にあって、首を捻りながら見る。
ノートと参考書の位置も左右で、首を振りながら見ると思います。
まっすぐ見ているだけで済む方が少ないと言えるでしょう。
ですので、捻れは誰にでもあると言っても過言ではないのですが、だからと言ってずっと放っておくことはオススメできません。
首の骨の周囲にはもちろん筋肉が付着しています。
筋肉が収縮することで、首を捻ったり、傾げたりできるのです。ですから捻れているとどちらかの筋肉が収縮しっぱなし、または伸びっぱなしになります。
初めのうちは筋肉が耐えられますが、永遠に同じ状態で存在するものは何もありません。いずれ不調が現れます。痛みや動きの制限と一緒に、筋肉の中に凝りが作られてしまうのです。
すると、余計まっすぐになりませんから、痛みを強くしたり、違和感を常に感じるようになってしまいます。
では骨を矯正したらいいのかと思いますが、さまざまな考え方があり、当店ではまずは周囲の筋肉を緩めていくことからアプローチします。
そして柔軟性が出てきたところで少しずつ正しい位置になるよう導きます。
凝り固まった筋肉に引っ張られなくなった骨は、元に位置に戻りやすいはずです。
今回の場合、首筋の凝りですが、肩や背中の緊張もすぐに受け取ります。
ですから広く筋肉的にも気持ち的にもリラックスしていただくことが必要であると考えるのです。
施術が終わって動かしやすさを感じていただけました。
この時に自分で行えるストレッチ法もお伝えして終了です。
長時間何かを見続ける、という姿勢は本人が一生懸命「背筋を伸ばそう」と思っていてもつい前かがみになったりと崩れやすいものです。
しかし頭の片隅に「背筋を伸ばそう」という意識を置いておいていただけるのはとても助かります。
疲労の蓄積、セルフケアが追いつかない場合などは遠慮なく治療師の手を借りることをオススメします。
人によって差がありますが、首が凝りすぎていると頭痛などにつながる場合もあるので、我慢したりごまかさずに、調整しましょう。
肩凝り、首筋の凝りなど少しでも気になっているあなたは今すぐご相談ください。
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