60代の女性のお客さまです。
半年ほど前に、階段でつまづき、手をついた後からじわじわと痛みを感じるようになりました。
動かさなければ痛みはありませんが、腕を上げようとすると制限がかかり、肩や肘の周りに痛みを感じます。
90度付近から痛みを感じる事から棘上筋を含めた腱板を痛めている可能性を考えます。
棘上筋というのは肩甲骨についています。ですのでこの筋肉が痛むと周囲もストレスを受ける事になります。
肩甲骨や二の腕に緊張・圧痛が見られました。
これまで病院など一度もかかった事がないという事ですが、可能な検査は行っているに越した事はありませんので、整形外科でレントゲンなど内部が分かる検査を受ける事をすすめました。
今回は針灸と整体での施術です。
針灸は炎症や緊張にストレス少なくアプローチする事ができます。
痛んでいる患部というのは、一生懸命血液を送り、栄養を送り修復しようとしています。
治療で血行・循環を助ける事は重要なポイントです。
しかし助けるために患部を捏ねてしまうというのは好ましくありません。
その点、針は刺すだけですので、しっかりと患部を狙ってアプローチしながら周囲の組織を乱す事はしないのです。
そして患部とつながっている箇所を整体マッサージで調整していきます。
すると、緊張していた筋肉がゆるむ事で血流や体内の循環がスムーズになり、回復を助ける事が出来るのです。
今回は針治療も整体施術も初めてという事で、状態や様子を確認しながら施術を行いました。
終わってから肩周りが軽いと教えてくださいました。
ただし、腕をあげるための筋肉や肩周辺の凝りはまだ残っています。
半年の経過があるので、固まりつつある状態です。
半年、1年と経過がある症状は、まず6回を1クールの目安にし、コンスタントに調整を受けてみてください。
少し良くなってきたと言って間を空けてしまう事が一番もったいない状態であるとお伝えしました。
痛み止めや湿布などはどうしても一時的、表面的になってしまいます。
経過の長い症状ほど深い筋肉まで緊張しているので、根本からしっかりと改善していきましょう。
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