３０代の男性のお客さまです。

 

 

かがむ動作が長かったり、多いと腰が痛くなり背筋が伸ばしづらくなるとお越しくださいました。

これまでにも何度か痛くなる事があり、無理をしないように努めて腰を休める事がありました。

立てなくなる程ではなかったそうです。

 

 

お話を伺っていると、過去にぎっくり腰を経験されています。

その時はマッサージをしてもらったとのことでした。

 

 

本日の腰の状態は歩けないほどではないがぎっくり腰時の弱い様な違和感があると教えていただきました。

動きを見てみると前屈は問題なくできますが後屈と側屈時に筋肉の張りや違和感が増します。

しびれは感じた事はありません。

 

 

腰からふくらはぎにかけて筋肉が硬く緊張しています。

また腰椎（背骨の腰部分）が湾曲がなくなり、平らになっています。これでは歩く、動くの衝撃がうまく逃げず、疲れやすい腰になってしまいます。

腰に関して座りっぱなしではなかった伺ってみると、ずばり以前は座りっぱなしの姿勢だっといいます。

この時姿勢を気にかけていなかったとも。

 

 

意識していても難しい座った姿勢は、意識しなければあっという間に崩れます。

作業があれば自然と状態は前に傾き俯きがちになるのでストレートネックになる事も少なくありません。腰にも同じ事が言えます。

前かがみになっている状態が長いと、首と同様にストレート腰になるのです。

すると疲れやすい、緊張しやすい腰になるのでしゃがむ事が苦手になります。

 

 

今回は整体での施術です。

患部をあまりこね回す事はしません。

周囲の緊張を取っていき、違和感の軽減、動作のしやすさを出していきます。

特にお尻は腰とセットになっており、腰が疲れてしまった場合は代わりにとても力が入ります。

すると筋肉がとても硬くなるので柔軟に動きに対応できなくなり、違和感や痛みを感じる様になってしまうのです。

 

 

施術が終わってから動きやすいと教えてくださいました。

家でできるケア方法や針も有効であるとお伝えしました。

 

 

ぎっくり腰は腰の寝違えの様なものです。

また状態としては腰のストレートネックの様なものです。

 

 

これは癖という表現は少し違うのではないかと思います。

多くの場合癖とは　”無意識のうちに行う動作”　と認識されていると思います。しかし平らな腰は動きから起こるものではなく、疲労の蓄積と若干の骨のズレにあります。

 

 

これはしっかりと治療を行えば気にならずに過ごす事が可能です。

ですので、無意識の動作とは違うのではないかと考えます。

体のどこにでも疲労は蓄積し、それを解除する事は可能です。

そして疲労が溜まるのは生活している証拠、極端に言うと生きている証拠です。

また癖というのは治らないというイメージが付いてくるようで表現として使っていません。

 

 

今回は少しの違和感でお越しになり調整をできたので、状態が軽減していく経過は早いでしょう。

これまではほとんとメンテナンスをしてこなかったという事ですので、コンスタントに受ける事をオススメして終了しました。

 

 

 

どの箇所でも疲労や痛みを放っておく、我慢しておくと改善に時間がかかります。

少しの違和感のうちから早めに調整を受けてしまいましょう。

 

 

腰痛、ぎっくり腰、ぎっくり背中など

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