30代の女性のお客さまです。
首に凝り感を感じてお越しくださいました。
少し前から首筋や肩口にかけて凝り感を感じるようになりました。
調べてみると凝りや緊張の他に骨格のズレが見られました。
骨のズレというのは、実際少なくありません。首だけでなく背骨や骨盤などです。
ズレているということは、あるべき場所にないので周囲の筋肉や筋膜が緊張しやすい状態です。あるいは、すでに緊張しています。
すると仕事や日常生活で特に激しく運動をしたとか、怪我をしたわけでなくても、筋肉が凝りやすくなります。
するとさらに不自然な姿勢(骨の位置)で固定されてしまうので状態は良くなることはありません。
まず、どうして骨がズレてしまうのかというと、長い期間の姿勢が関係しています。他にも骨折やぶつけた際のズレもありますが、一番やっかいなのが「気付かないうちにじわじわとズレている」ことです。
俯きっぱなし、座りっぱなしであると姿勢を正しく保ち続けることはできません。
常に意識し続けることができないからです。
すると、骨の前に筋肉が緊張します。毎日同じような姿勢が続けば、筋肉はそのままの状態で緊張するでしょう。
すると、筋肉にひっぱられて骨が少しずつ移動します。
そうして数ヶ月、数年をかけてストレートネックやストレートの腰が完成してしまうのです。
ではズレたのなら戻せばよいのですが、この時にポイントがあるとのんでは考えます。
まず、骨にアプローチする前に、周囲の筋肉の柔軟性を出しておくことです。
でないと、骨だけを仮にグイグイおしたとして、筋肉が伸びないのですぐ戻るか、あるいは痛めてしまう可能性があります。
また一時的に正しい並びに戻ったとしても、施術以外の時間で姿勢を崩していたり、疲れる姿勢を長時間取っていれば戻ります。
今回は整体での施術です。
整体といってもポキポキする施術をのんでは行っておりません。瞬間的に調整する方法以外も施術することができ、まずは周囲の緊張を解除して骨の状態を確認し、調整していきます。
多くの場合は施術を行っていれば変化してほとんど元どおりになります。
しかしズレた姿勢はくせのようなものなのでよっぽど思い切って生活を変えるなどしないと、これまでと同じようになります。
同じようになってしまうことは悪いことではありません。
体のメンテナンス時に調整を行えばよいのです。
もちろん、施術を行っていく上で正しくケアしていけば”なりずらく”なります。
一生懸命毎日を過ごしてきた体ですのでメンテナンスをしてあげましょう。
今回は頚椎の4番が少しずれていました。
調整後はズレがほとんど気にならなくなり、周囲の筋肉も柔軟性が出ていました。
ちなみに、捻れていない人、ずれていない人はまずいません。
体を左右均等に使っている人はいないからです。
この差が開きすぎないようにしてあげましょう。
少しのズレやねじれを放っておくと頭痛や目の疲れに関係してくるのでリラックスする、メンテナンスするなどしてご自分の体の状態を確認してみてくださいね。
ご予約・問い合わせ 070-6564-1467 (予約受付9:00-20:00)