40代の女性のお客さまです。
10年近く前から、美容院などで肩を触られた時に「とても硬い」と言われていました。
ご本人は凝りに悩んでいなかった無自覚の状態でした。
それがここ3年くらいの間に、重苦しい、だるいなどを感じるようになってきており、仕事の忙しさもあって以前体験した針を思いだしてお越しくださいました。
調べてみると、肩よりも、背中や首筋がガチガチです。もちろん肩も張っているのですが背中や首筋の方が緊張が強い状態です。
頭痛や吐き気などはないか伺ってみると、どちらもたまに出てくるという事でした。
他にも仕事柄パソコンを長く見ているので目も疲れを感じるなども教えてくださいました。
首には重要な神経がたくさん通っています。
しかし体の他の部位と比べて細く、筋肉も大きくないので疲れやすい場所です。
人は手を支える事で俯いて作業する状況が圧倒的に多くなりました。ですから首には常に負担がかかっている状態なのです。
ですので、ストレスで硬く緊張したり、凝り固まった筋肉は周りにある神経や血管を圧迫します。リンパもそうです。
するとどうなるかというと神経が圧迫されれば伝達が滞ります。血管やリンパも流れが滞るので水分や老廃物がたまり頭がむくみます。
その結果頭痛が出たり、頭がぼんやりしたり、吐き気やめまいを感じる場合もあるのです。
今回は針灸と整体での施術です。
お悩みは首凝り、肩凝りで、その部位を集中してみますが、背中や頭、腕は肩から繋がっています。
ですのこちらの緊張も解除していくよう施術を行いました。
すると肩ももちろんですが背中がとても硬いことに二人で気づきました。
背骨の両脇についている脊柱起立筋は腰、首にとも繋がっています。ということは背中の緊張も伝わっているということです。
こういった原因になっている箇所を見つけながら調整していく必要があります。
ご本人でも気づいていない凝りや緊張があることは少なくありません。
凝りを感じる箇所をずっと押していることだけが治療ではないのです。
さて施術が終わって「肩周りが軽くなった」と教えてくださいました。
施術中から筋肉の緩みやアソビを感じていたので反応がよいと思います。しかし逆に戻りやすい可能性もあります。
しっかりと深部の筋肉が凝り固まっていたので、6回程度はコンスタントに調整して柔軟性が出ている状態を体に覚えてもらいましょう。
治療が終わり、半年経っても凝りも痛みも感じません!となるくらいでないと治療を緩める状態でなく、数回治療して「ちょっと楽かも」「ほとんど痛みを感じないからいいや」調整をやめてしまうのが一番無駄です。
ダラダラと通い続けなくて良いように一緒に状態を見ていきましょう。
その後のメンテナンスで月に1度などは是非是非習慣にして行きましょう。
首凝り、肩凝りの数年単位、数ヶ月単位の凝り痛みは針が大変有効です。
整体でももちろん、解除できますので悩んでいるあなたは今すぐご相談ください。
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