60代の男性のお客さまです。
5日前に左肩の痛みが気になり、湿布やカイロを当てていましたが翌日の作業があることもあり、治療にいらっしゃいました。
伺ってみると、ぶつけたり怪我ということではありません。
ぶつけたり怪我などの直接的な原因がない場合は多くは生活習慣によります。
体の使い方のクセです。
そこも踏まえて再度伺ってみると、ワンちゃんと一緒に寝るときに左側にいるので気を配っていることや、これまでデスクワークをしてきて、体のメンテナンスを行ったことがないことなどを教えてくださいました。
さらに大掃除をしていてどんどん辛くなってきたと言います。
患部を調べてみると、肩甲骨のキワに強い緊張とコリがあります。
背中や首よりも緊張している状態です。
肩甲骨のキワはデスクワークをしている人は特に凝っている場所です。
凝り固まっていて、筋肉が冷えていたりすると筋肉の柔軟性がないので痛みを感じたり、可動域の制限を感じてしまいます。
今回は針灸と整体での施術です。
硬く凝り固まっている場合には鍼がかなり有効です。
体の中から細胞の修復ができ、筋肉の柔軟性や血流の改善などが期待できます。
気になるのは左肩というか、肩甲骨のキワですが、整体を組み込んだ調整は首や背中など広く行います。
1番のお悩みである場所が凝り固まることによって周囲にもストレスを与えているからです。
鍼は患部とその周囲の緊張が強い場所に刺します。
今回は体の冷えも感じたのでお灸も行いました。
お灸は夏の冷房や冬の時期にとてもおすすめです。
整体でもリラックスしていただけるように加減を伺いながら調整しました。
終わって動かしやすさが出ているとのことです。
溜め込んできたものや経過が長いものはなかなか1度では辛さを0にすることはできませんが、数回の治療で症状に悩まなくて良くなることがほとんどです。
メインが落ち着いてしまうと他の箇所の疲労が目立ってくることもありますが、これもまた調整していけばいいのです。
冬場はどうしても体が冷えやすくなります。
首元にタオルを巻いたり、電気毛布を使ったり、カイロを使うなどして冷やさないようにしましょう!
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