埼玉・蓮田の鍼灸整体院のん‐温‐

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左の腰から足にかけてしびれを感じる

40代の男性のお客さまです。

 

 

4ヶ月前くらいから腰から足にかけてしびれを感じるようになりました。

整形外科で調べてみたところ、骨の隙間が狭くなっていると言われたそうです。

背骨はダルマ落としのように骨が積み重なっています。一つ一つの間におまんじゅうのようなクッションが挟まっていて、歩いたり体をよじる衝撃を吸収しているのですが、体を使いすぎたり、怪我や加齢などでおまんじゅう(クッション)がどんどん硬くなったりつぶれたりしてしまいます。

 

 

首は腕、腰は足に神経が伸びています。

おまんじゅう(クッション)が硬くつぶれてくると、この腕や足に行く神経を圧迫してしまったり、周囲の筋肉にストレスがかかり、体を硬くしてしまうことも起こります。

 

 

そもそもどうして骨の隙間が狭くなるのかというと、一番多く見られるのが疲労の蓄積です。

これは毎日の生活での姿勢や疲労回復、体の使い方のクセなど、無意識のうちに溜め込んでしまうことがほとんどで気がつきにくく、痛みやしびれを発して初めて意識するという状況です。

 

 

痛み・しびれを起こしている時の体は、表面の筋肉だけでなく深いところにあるインナーマッスルと呼ばれている部分まで緊張が伝わり硬くなってしまっています。

ですので整体やマッサージだけでは改善が追いつかなくなります。

 

 

今回、針に興味があるということで、お越しくださいました。

針灸の針は「炎症を鎮める」「筋肉の柔軟性」「免疫力の強化」などの効果が期待できます。

すると、痛みで硬く緊張してしまっている筋肉を緩めることができるので、症状を緩和し、回復する力を活性化させます。

また深い筋肉までアプローチできるので、戻りにくく、しっかりと治療回数を重ねれば痛みやしびれは改善させることができます。

 

 

今回は左腰の緊張解除を中心に治療を行いました。

調べてみると、腰だけでなく背中や足先まで疲れが溜まっていて緊張しています。

思わず力んでいませんよね?と確認してしまうくらい腰周りは硬くなっていました。

この筋肉が硬くなっている性で神経を圧迫し、しびれや鈍痛、違和感などの症状を出しているので患部と周囲を広く調整していきました。

右と左の緊張度合いが全く違い、最後のストレッチでも左右さが見られました。

 

 

お話を伺っていると、体のメンテナンスをほとんど行って来なかったことや、運動をされていても前後のアップやクールダウンなどのケアはされていなかったということで、体の疲労が限界になってしまったのかもしれません。

 

 

人の体は痛める前からメンテナンスが必要です。

毎日使っていますし、バランスが取れている動きというのは日常少ないからです。

しかし今までは ”自分のことは二の次” で外のことに集中していたこともあって、自分の体の手入れをするというイメージがなかなか出来ないかもしれません。

 

 

しかしこれからは体の手入を行い、いつまでも自分の体で過ごす、という習慣ができていくと考えています。

自分の体は自分で守らなくてはいけません。

 

 

さて今回は前半は針治療、後半は整体での調整でした。

初めての針ということでしたが「効いている感じがする」とおっしゃっていました。

 

 

疲れを溜めすぎたり、硬くなりすぎている筋肉には、表面を一生懸命押すよりも、針でしっかりと中からアプローチしたほうが負担も少なく改善できるでしょう。

翌日や翌々日に軽くなったと感じる方も多くいらっしゃるのでそちらも楽しみにしていただければと思います!

しかし1度の治療では痛みやしびれを0にすることはできません。

段階的に症状の度合いを下げて、健やかな体に近づけましょう。

初回の治療を無駄にしないためにも特に最初の3回目くらいまではコンスタントに治療を受けてしまいましょう。

それからは様子を見ながら月に1度などのメンテナンス習慣を持つとよいと思います。

 

 

経過の長い痛みやコリ、疲れはご相談くださいね。

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