60代の男性のお客さまです。
症状:階段の上り降りでふくらはぎの緊張の強さを感じる。
ふくらはぎが張ったように感じるのは初めてということで、お話を伺っていると最近は
膝の内側が痛むこともあった
太ももの張りを感じながらもあまりメンテナンスに行けていなかった
とお話くださいました。
痛みというよりも張る、つっぱる感覚で歩きづらい状態です。
調べてみると両太もも、両ふくらはぎが凝り固まっていることが分かりました。
先ほども書いたようにふくらはぎは「痛み」ではありません。
それよりも先に膝の内側の痛みを感じることがあったというのは周囲に影響していると考えられます。
もともとの筋肉量などもありますが、男女どちらとも内股の筋肉は日常的にほどんど使わないので凝り固まります。
すると筋肉が付着している膝の内側に疲労がたまります。また筋肉の付着部がグイグイ引っ張られるので炎症が起こり、痛みを感じるのです。
永遠に炎症が起こることはありませんので一旦落ち着いたと思いがちですが、火事が収まっただけで、また火事が起きやすい状況であることまでは変わりません。
すると「痛む」「落ち着く」を繰り返すことになります。
根本的な状況が変わっていませんので隣り合う筋肉や皮膚にもストレスがかかります。
改善することはないのでどんどん疲労やストレスによる緊張が蓄積します。
するとふくらはぎや太ももの筋肉が動きづらくなり”つっぱる””張る”という感覚になって気づくのです。
「今までは平気だったのに」はだれでも起こります。
こまめなメンテナンスをしていれば別ですが、使いっぱなしでお手入れしていいない状態の人の方が多くいらっしゃいます。
今回のお客さまの場合は、だんだん疲労の蓄積によってふくらはぎや膝周りまで緊張や痛みが出てきたと考えられます。
もともと足は体の中で一番下です。一日の中で常に下にあります。ですから老廃物質や疲労が溜まりやすいのは仕方がないのでこまめなケアが必要になります。
今回は針灸と整体での施術です。
60分でも30分でも、針灸を含める場合には、前半に針灸、後半に整体マッサージという流れになります。時間配分は基本同じですが状態によります。
疲労がたまり、硬く緊張している筋肉は針灸が大変有効です。
太ももや内股の筋肉(内転筋)なども硬くなっていますので、リラックスしていただきながら硬さを解除していきます。
足裏までしっかり緊張しています。
足裏が硬いと歩き方のバランスが崩れるので疲れやすい、姿勢が悪くなってしまいます。
今回の治療では足腰がかなり疲れている状況でした。
針もしっかりとヒビきました。
ヒビきとは針独特の感覚で「ズーン」であったり「ツーン」であったりします。これがあるとより経過が良くなります。
刺すだけでも大変有効ですし、感じ方は人それぞれですので、細かく伺いながら針治療を行います。
体のコンディションは「疲労」と「回復」のバランスが大切です。
使いすぎたと感じる時もあると思います。
その時は遠慮なく治療院で疲れを癒して、持ち越さないようにしましょう。
そうすることで「今まではこんなことなかったのに」と思う機会はかなり減ります。
疲労を蓄積させ続けることは不可能です。
数ヶ月や数年など、長い間騙し騙し使ってきたなと感じているあなたは一度のんへお越しください。
いつまでも自分の体と仲良く付き合っていけるようお手伝いしています。
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