２０代の女性のお客さまです。

定期的に針灸整体を受けている方です。

今回は首筋と、鎖骨回りが凝り固まっている、張っている感じがするという事でいらっしゃいました。

今月はお仕事が忙しく、ずっと文字とパソコンを行ったりきたりという事で、見させていただいたところ今までとは明らかに違うくらいパンパンに張っていました。

デスクに向かう格好の場合、人は意識していないと顎が出て行きます。そうなると頭も前に出るので、体の中でも細い首筋の筋肉でスイカ1個分の頭を支えなくてはなりません。

加えて、細い文字やパソコン画面を見続けていると目が疲れます。目と首に負担がとても掛かり疲れが溜まってしまうのは、休憩やストレッチなどをこまめに加えない限り起こってしまう症状です。

鎖骨の下には”鎖骨下筋”　”大胸筋”が男女共にあります。

鎖骨下筋は聞きなれない筋肉だと思いますが、体の深いところにあり鎖骨と胸骨（関節）の安定のため、肩甲骨をスムーズに動かすためにも大切筋肉です。

大胸筋は腕を使ったり、肋骨を動かして呼吸を補助するなどの働きがあります。

デスクに向かう格好では、両腕が前に出ますので自然を胸元は狭くなり筋肉は収縮したままです。猫背などでもそうです。そして長時間同じ姿勢だと筋肉は順応しようとする→でも窮屈な姿勢で血流など悪い→元気に柔軟性を出せなくなる→さらに硬くなっていく。というサイクルに入ってしまいます。

長時間続いて凝り固まってしまった場合、ちょっとやそっとの柔軟では±０にすることはなかなか難しいです。

かといってやらないのは一番良くないですから、こまめな休憩やストレッチを入れてくださいね。

という事で、今回も針灸、整体で施術を行いました。

首筋、鎖骨回りだけでなく肩・背中なども疲れが伝わっていたので調整しました。

鎖骨回り・大胸筋は仰向けで施術を行いますが、整体マッサージの他にも効果的で簡単なストレッチ方法があるのでお伝えして終了です。

１日に何時間もパソコン作業をしていたり、デスクワークをしていると、姿勢だけでなく目の疲れや内臓の疲労なども出てきます。

肩や背中の大きな筋肉は一度凝り固まってしまうと中々解除するのに時間がかかってしまいますので、早めの調整をお勧めします。

数ヶ月、数年経過してしまった症状には針灸が大変効果的ですので、一度ご相談くださいね。

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