以前胸が痛む、という記事で狭心症・心筋梗塞について書きました。
まだまだ病気としては種類がありますが今回は”肋間神経痛”について書いてみます。
多くは胸や脇腹の片側に現れます。突然痛みが現れ、息ができない程であったり咳やくしゃみで増強してしまう事もあります。また背中にハリを感じる方もいらっしゃいます。
出方も様々で発作的に出る人、慢性的に痛くなる人とあります。
原因はさまざまあり、
過去に帯状疱疹を経験した(ヘルペスウイルス)、背中を丸める姿勢を多く取ってきた事による筋緊張(姿勢)、ストレス(心因性)、骨折(外傷)などがあります。
妊婦さんも内臓が圧迫され、胸や背中にストレスがかかるので起こる場合があります。
ですので過去の経験や現状などのお話を詳しく伺います。
一般的な治療として湿布や消炎鎮痛薬などで様子をみる事が挙げられますが、筋緊張による肋骨の間を通る神経の圧迫やストレスによる痛みは針灸で対応する事ができます。
ひびや骨折などは整形外科でベルト装着による治癒・症状緩和を図り、痛みが強い場合には神経ブロック注射などを行います。
さて針灸ではどう施術するのでしょうか。
肋間神経痛に効くツボやリラックスするツボを用います。
また体を緩めるよう調整し、肩こりや背中のこりといった疲労にアプローチする事でバランスを整えます。
姿勢や体の疲労、心の疲労など普段からケアしておく事が可能なものもたくさんあります。
体のメンテナンスをする事で、疲れが溜まってきている場所を知る事ができたり、体質を変えて神経痛が起こりにくい体にする事も可能です。
放っておくとかかるかもしれなかった多くの病気の予防ができます。
痛みに困っている、根本的に変化させたいとお考えの方は一度針灸を受けてみてくださいね。