30代の女性です。
ここ数年まで体の痛みをあまり感じた事がないという彼女。ただし、疲労はたまっていると仰っていました。
数日前から右の腰が痛く、後ろに反らせる事ができません。
今回、これほど痛みを感じた事がなかったため、不安もあり治療院を探していて来院されました。
ヘルニアで悩んでいる知人友人が周りに結構いらっしゃるという事で、自分もヘルニアなのではないか??ととても心配している様子です。
まず、「ヘルニア」とはどんなものでしょうか。
和菓子の大福餅を思い浮かべてください。
柔らかい皮の中に餡が詰まっていますね。ヘルニアはこの、餡が皮を破って外に飛び出し周りの神経を圧迫している状態です。(飛び出す程度は様々です)
この飛び出してしまった大福餅がどこにあるのかというと、背骨(の腰あたり)です。
積み木が一つひとつ積み重なったような背骨ですが、ただ積み重なっているだけでは、ジャンプしたり歩いたり、様々な衝撃がそのまま背骨に伝って、とても耐えられません。
ですので、積み木の間に大福餅を挟んでクッションの役目をさせています。正式な名前は椎間板といい、中の餡は髄核と呼ばれます。
背骨は24個の積み木のような骨が縦に重なり、その間に1つずつ大福餅を挟んで出来ているもの、とイメージされるとよいと思います。
この餡が飛び出す原因は加齢による大福皮の劣化や悪い姿勢など様々です。
大福餅の外に飛び出してしまった餡は周りにある足へと続く神経を圧迫します。
するとお尻や太ももに痺れを感じます。痺れの出方は左右どちらか、または同時に感じることがあり、餡の出方次第です。
合わせてギックリの様な腰の痛みを感じます。これは炎症が起こっていると考え、最初の2日くらいは温めず、逆に冷やします。痛みが落ち着いたきたら冷やすのをやめましょう。
検査の仕方は力の入り具合や痛みの出方を見る動きで調べていきます。
今回のお客さまは
足の方に痺れはない、骨盤のゆがみ、腰やお尻の硬さなどからヘルニアの可能性は少ないと考えて整体を行い様子を見てもらう事にしました。
押されて初めて、”気持ちいい”と”少しの痛み”を感じて、ご自身の体の硬さに驚いていました。
施術後に痛みが軽くなったとおっしゃっていましたが、もう何回かは続けて施術をした方がよい状態です。
今までの疲れが溜まり、溢れたために痛みを感じた可能性は高いです。
急に痛くなり驚いて不安になって治療院を探すよりも、疲れが溜まってきたなと感じる位で施術を受け、仕事や家事などに集中できる方がよいと思いませんか?( ^ ^ )/□
相談はいつでも受け付けております!