４０代の男性のお客さまです。

 

１日前に痛みを感じ、今では腕が上がらない状態です。

すぐに整形外科へ行き、レントゲンなど診てもらいましたが骨に異常はなく、炎症が起こっていると言われて湿布をもらったと教えていただきました。

原因としてはお子さんをとっさに抱えた事かもしれないと教えてくださいました。

右肩の前面が痛み、軽く触れただけでも痛みが出ます。

骨に異常はなく、筋肉を調べる検査を行い痛みが出る事から筋肉や筋膜に炎症が起こっていると考えられます。

 

 

この時、整体や針灸で炎症を直接鎮める事はできません。

しかし、痛みや炎症で緊張している筋肉を緩めたり、代謝を上げる事で血液やリンパの流れをスムーズにし、より素早く炎症を鎮める手助けができます。

緊張を解除する事で回復作用も促す事ができます。

 

 

湿布は、痛みをごまかしているだけなので、自宅でのケアでやらないよりは良いのですが、大切なのは

”ごまかしている間にしっかりと正常な環境に戻し、

あるいは安静にして回復作用を促す事”です。

ここにたっぷりの満遍ない栄養をプラスできればさらに早まるでしょう。

ポイントになりますが、湿布では治っていないのでご注意ください。

多く見られるのは、同じ箇所に何度も湿布を貼る事で肌がかぶれてしまっている状態です。

かといって痛みは治っておらず、治療にお越しになるか再び湿布を貼る。などです。

 

 

 

いつでも、何回も言いますが

「体を治しているのは自分の体です」

治療師も、医者も、薬もキッカケを与えるにすぎません。

ですから周囲に任せるのではなくまず”自分の体を元気にする”事を大切にしてくださいね。

方法はいくつもあります。

ぜひお話致しましょう。興味ある方は遠慮なくご相談ください。

 

 

さて、今回は針灸と整体での施術です。

肩や腕の緊張解除を行いました。

炎症が起こっている箇所を直接グイグイ揉んだり、針を打つ事はいたしません。

 

 

炎症が起こっている箇所を回復するため、周りの環境を整えます。

そのあとは出来るだけ安静にしていただき、様子をみてくださいとお伝えして終了しました。

 

 

 

数日後にご連絡をいただき、なんと翌日には右肩が動き、痛みもほとんど気にならず、さらに翌日にはほぼ意識に上がらなかったと教えてくださいました。

そのあとは時たま”ある角度”に腕を動かすと少し痛みが気になる程度です。

次回はその少しの痛みを解除していくように調整しましょう。

 

 

人には自然治癒力があります。

放っておいても回復しようとするのです。

しかし栄養不足や、痛みを我慢して動かしてしまえば、遅れてしまいます。

逆に、回復しやすいように状態を整えてあげれば、何もしないよりも早く回復できるのです。

 

 

怪我もそうですし、慢性的な腰痛、急性の寝違えなども状態を整えてあげる事はできます。

 

 

少しでも体の疲労、痛みを感じているあなたは今すぐご相談ください。

 

 

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