首の痛み違和感を感じている４０代男性のお客さまです。

 

 

 

症状：寝違えた様な首の痛み、違和感と頭痛

１日経っても痛みが治まらず、頭痛も出ています。いらっしゃった時は首を傾げていないと辛い状態です。

原因として浮かぶのは仕事で重い荷物を扱うことが多く、仕事始めに違和感があったと教えてくださいました。

ぶつけたり、転んだりしたわけではありません。

強い緊張状態が伺え、首の捻挫による痛み、緊張のための可動域の減少と考えます。

寝違えは首の捻挫です。

 

 

重い荷物を運ぶというのは、腕や肩にも疲労が蓄積します。

そして肩の緊張が強くなると今度は筋肉をつたい、首にもストレスを与えて緊張させるのです。

首は腕や肩に比べて細く細かい筋肉が多いので疲れやすい、冷えやすい特徴があります。

首が辛くなれば今度は頭です。頭にも筋肉筋膜はあり、首のストレスをダイレクトに受け取ります。

全体を締め付けるような重苦しい頭痛は、硬くなった筋肉筋膜によって締め付けられているためと考えられます。

 

 

 

お仕事が変わったと教えていただいたのですが、慣れている動作が変わる時というのは　”慣れるまでの疲れが溜まってきた頃”　や　”朝一の体が温まりきっていない時”　に痛めてしまう方が多いです。

これは首だけでなく、ぎっくり腰やぎっくり背中など、疲労が溜まっているところ、硬いところは身体のどの場所でも起こる可能性があります。

 

 

 

針灸と整体での施術です。

今回の様に痛みがある直後の炎症が起こっている場合、針が大変有効です。

痛みが強い場合は周囲を緩める事から始めます。すると血流の改善やリラックスでき、回復が早くなります。

ずっと「痛い」と感じ続けていると、周囲に広く緊張が伝わってしまいますので早めに調整しましょう。

 

 

 

炎症は自然に鎮火します。ただし、ちゃんと休憩などを挟んだ場合です。炎症が起こっているところを動かしたり使い続けていれば、鎮火しようとしてもできません。その結果ズルズルと長引きます。

針はこの炎症が自然に治るのを助けます。

患部を針で鎮静し、周囲を整体で緩め緊張を解除していきます。頭痛もあるので、頭皮マッサージも組み込みます。

 

 

湿布は「温」「冷」どちらがいいですか？という質問をよく伺います。基本的には貼った時に「温」「冷」どちらを感じたいかくらいで、成分に違いはありません。

「温」湿布はカプサイシンなどが含まれており、幾分血管に作用しますので炎症が起こっている直後〜３日位は使わない方が良いでしょう。

筋肉疲労や筋肉痛などの場合は好みに合わせて「温」「冷」選んで使ってくださいね。

ただし、湿布は痛みを誤魔化している間に自分の体で修復させるという方法です。湿布が痛みを取ってくれている訳ではないので、多用しすぎないようにしましょう。

 

 

来店された時は痛みで首を傾げていないといけない状態でしたが、帰りにはほとんど真っ直ぐに伸ばせています。

途中にウトウトされていてリラックスしていただけたようです。

施術が終わって柔らかさは出てきましたが、また体を使えば元に戻りやすかったり、硬さを１に出来たわけではないのであと２回ほどはコンスタントに調整してしまいましょう。

また針治療は「直後」と「翌日・翌々日」の効果の感じ方があります。これは症状の大きさにもよりますが、１日経過するとより効果を感じていただける場合が多いです。

 

 

 

首の痛みや凝り、頭痛でお悩みのあなたは今すぐご相談ください。

 

 

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