５０代の女性のお客さまです。

 

 

今週くらいからふと気になり始めたといいます。

直接の原因は思い当たりませんが、過去にムチ打ちを経験されており、首周りに疲れを感じやすいと教えてくださいました。

 

 

俯いたり、俯いたまま右を向こうとするとより痛みます。

通常の顔を上げている状態であっても違和感を感じています。

しびれなどは無く、左の首筋と肩に掛かる場所までが痛みます。

 

 

お仕事ではデスク作業でパソコンをよく使っているとのことで、目の疲れなども関係していると考えられます。

高さがあっていない気がする、とも教えてくださいました。

 

 

今回は針灸と整体での施術です。

一本の筋のように張っている筋肉がすぐ分かりました。

これまでの疲労の蓄積も感じられます。

首筋や肩周りが治療のメインになりますが、針を含めて施術ができてよかったと感じます。

なぜかというと、首は他の部位に比べて筋肉も細かいものが多く、大切な神経がたくさん通っている場所です。

ですから整体やマッサージなどの「圧」が加わる施術は、少なからず負担がかかります。特に痛みや凝りなどで疲労しているので受け止める筋肉も弱っているわけです。

ですので針を使って負担が少なく、しっかりと筋肉に刺激を伝えることができ深い場所までアプローチできる方がよりベストです。

そうして針で緩み始めたところへ、整体で調整を加えます。この時は針で筋肉が緩み始めているので「気持ち良い」または「痛気持ち良い」と感じる加減で十分に効果的です。

時間も６０分押し続けるわけではない、というところがポイントですね。

 

 

左の首筋が痛みます、と伝えると　”その場所しか押さないという施術を受けたことがある”　というふうに教えてくださる方は少なくありません。

これはリラクゼーションならまだしも、疲れている部分をひたすら押し続けることは患部にとっては余計に疲れることになります。

これが揉み返しと呼ばれる、施術が終わってから筋肉痛のように感じたり、体がだるくなってしまう理由です。

 

 

今回針でしっかりとヒビかせて、後半は整体で調整しました。

針のヒビきが気持ち良い、効いている感じがすると気に入っていただけました。

 

 

仕事柄の姿勢は意識するところから始まりますが、気がつくと元に戻ってしまうものです。

そして毎日の動作であることは良い悪いはありません。

 

 

ぜひ体のメンテナンスを行って仕事も軽やかにこなせるようになりましょう。

体はどこも大切です。首は繊細なので特に労ってあげましょう。

 

 

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