５０代の女性のお客さまです。

 

 

首肩が凝っている感じがし、ひどくなるとえずくような吐き気も出てくるということです。

調べてみると、肩はもちろんですが首筋も凝り固まっており頭の付け根、首の付け根など様々なところが強く緊張していました。

 

 

首はとても大切な場所です。

脳から体のすみずみへ伸びる神経の大事な通過点です。

この通過点が、周囲の筋肉の凝りや緊張で狭く圧迫されると伝達がスムーズに行えなくなってしまいます。

 

 

なんの伝達がスムーズに行えないのか。

体は無意識にバランスをとります。聞いたことがあるかもしれませんが「交感神経」と「副交感神経」などが、血流や興奮、リラックスなどさまざまな環境、状態に合わせて調整されます。

この　”バランスをこうしますよ”　という信号がスムーズに体に行き届かないと、どうなるか。不具合が起こってしまいます。

リラックスする場面なのに、興奮が上手く治らない。などです。

 

 

そうすると不快感が現れて、さらに不快を感じ取り、気分が悪くなったり、頭痛がしたりめまいなども感じることがあります。

 

 

 

今回は針灸と整体での施術です。

首周りの緊張や肩の状態、背中の状態も確かめながら調整を行います。

この時、針は筋肉を柔らかくしたり、血流を調整する作用がありますので大変有効です。

合わせてのんでは、指圧ベースの整体でリラックスしていただけるよう施術を行います。

 

 

極端に神経が高ぶっていたり、疲れ切っていると、自分では調整出来なくなってしまうことも少なくありません。

そんな時は我慢したり、自分でなんとかしなくては。と思わず治療師に相談しましょう。

 

 

「まだいける」「こんな程度で贅沢」「我慢しなくては・・・」は状態を悪化させたり、症状の改善に時間をかけてしまうなどよいことはありません。

 

 

 

こんな時は受けてよいのか、など質問は遠慮なくご連絡ください。

電話、ライン、メールなどで受け付けています。無料です。

 

 

さて、施術が終わり、筋肉の柔軟性が出てきて「背中が楽です」などの感想をいただきました。

強すぎる緊張は戻りやすくもあります。

 

 

症状が少し落ち着いたから、気にならなくなったから。

もういいか。ではなく、しばらく過ごしても症状が戻らない、酷くならないような状態にしておくことが重要です。

 

 

今回も施術の合間にポロっとこぼしていた「薬は飲みたくないです」という言葉。

薬を全く飲んではいけない、とは言いませんが、多ければ少なく。最後は飲まなくても過ごせる体作りを応援します。

一緒に改善していきましょう。

 

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